NEW: 社員が自分の給与額を提案する会社。木村石鹸の“性寂説”から考える組織論
大阪府八尾市の老舗メーカー・木村石鹸では、社員が自ら給与を提案する「自己申告型給与制度」を導入。給与を過去の成果への評価ではなく、社員がこれから生み出す価値への投資として捉えるこの仕組みは、会社と社員の関係性をどう変えるのでしょうか。
こんにちは、IDEAS FOR GOOD編集部です。新たな1週間の始まりに、世界中に散らばるソーシャルグッドなアイデアをお届けします。
【新特集スタート】私たちの「働く」は、どんな社会を再生産しているのか?サステナ時代の組織の構造を問う
私たちが人生の多くの時間を費やす「働く」こと。それは単に生活費を得るための手段であるだけでなく、私たちが社会に変化をもたらしたり他者とつながったりする身近な手段の一つです。しかし今、多くの人々が数字に追われ、規則に縛られる中で、本来のやりがいやパーパスを見失いそうになっています。そうした問題を、組織として、あるいは社会のシステムとして、乗り越えることはできるのでしょうか?本特集では、このモヤモヤを個人の問題として片付けるのではなく、組織、ひいては社会のシステムを規定する「ガバナンス」というレンズを通して見つめ直します。
本ニュースレターで読者の皆さんの声を集めていた「働く」をめぐるモヤモヤにこの特集を通じて向き合い、変化の糸口をお届けできれば幸いです。
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社員が自分の給与額を提案する会社。木村石鹸の“性寂説”から考える組織論 【特集「働く」と社会】
大阪府八尾市の老舗メーカー・木村石鹸では、社員が自ら給与を提案する「自己申告型給与制度」を導入しています。給与を過去の成果への評価ではなく、社員がこれから生み出す価値への投資として捉えるこの仕組みは、会社と社員の関係性をどう変えるのか。「人は人を評価できるのか」という問いから、信頼を土台にした組織づくり、見えにくい価値の捉え方、会社をコミュニティとして育てるガバナンスの実践を探ります。
「10年後の出口」が、働く人の情熱を奪う。デンマークの投資会社が、短期成長のルールを書き換える理由【特集「働く」と社会】
投資契約に書かれた「売却期限」は、誰の未来を決めているのでしょうか。デンマークのPlanetary Impact Venturesは、食と農業に必要な長い時間に合わせ、資本の仕組みそのものを再設計しています。投資とガバナンスの新たな関係を取材しました。
自己実現の手段は、仕事だけじゃない。文化人類学者・丸山淳子氏が南部アフリカの少数民族から学んだ「働く尊厳」と「諦め力」【特集「働く」と社会】
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ライフスタイルにもバイオ素材を。ソニーと三菱商事が構築する、次世代に繋ぐサプライチェーン
「完璧な解決策」を待つのではなく、今の産業構造の中での最善をまずは実践する──ソニーと三菱商事が挑んだのは、単なる素材の変更ではなく、14社を繋ぎ産業の基盤そのものを書き換える試み。商流を可視化し、マスバランス方式で実現したバイオマス原料からのインフラ構築の裏側に迫ります。
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🌡️ 欧州の熱波が問う「涼しさの権利」 NEW!
欧州を襲う記録的な熱波。一部地域では40℃を超えるなか、エアコンの普及率が低いフランスやスペインでは、この暑さを「個人の忍耐」ではなく「社会的な権利」の問題として捉え直す動きが加速しています。
今回のエピソードでは、フランスの環境メディアが熱波の被害を「政治的暴力」と表現した真意を紐解きながら、パリの「学校のオアシス化」やスペインの「気候休暇」といった具体的な事例を紹介します。命を守るための「涼しさ」を、一部の人の贅沢ではなく、誰もが享受すべきインフラとして設計し直すことはできるのでしょうか。
INFO
編集部からのお知らせ
【7/30 オンライン開催】Refuturing: Stewardship サーキュラーエコノミーは未来をどう預かれるか?循環・充足・脱成長から読み解く欧州最前線
欧州において、エコデザイン、修理権、デジタルプロダクトパスポートなどの導入により、サーキュラーエコノミー(循環経済)への移行に向けた制度や実践が少しずつ形になりつつあります。しかし、ここで一つの問いが残ります。資源を効率的に循環させさえすれば、私たちはこれまで通り生産し、消費し、成長し続けてもよいのでしょうか。サーキュラーエコノミーは、成長を続けるための新しいエンジンなのか。それとも、成長を前提とした社会そのものを問い直す入口なのか。
本イベントでは、2026年6月に欧州の現地を訪れたIDEAS FOR GOOD編集部メンバーが、二つの現場を手がかりにこの問いを考察します。一つは、デンマーク・コペンハーゲンのデザインフェスティバル「3daysofdesign」で見えてきた、未来の世代から資源や空間を一時的に預かってより良い状態で手渡していく「Stewardship(スチュワードシップ)」の姿勢。もう一つは、ポーランド・クラクフの中東欧脱成長会議で語られた、成長を前提としない社会のルールを足元から編み直そうとする公正な移行へのアプローチです。
サーキュラーエコノミーが「資源をどう循環させるか」を問うのだとすれば、サフィシエンシー(充足性)は「その需要は本当に必要なのか」を問い、脱成長は「何を増やし、何を減らすのかを、誰がどう決めるのか」を問います。これらの間にある緊張と可能性を横断しながら、循環経済のその先にある「未来を預かる」ためのビジネスやデザインのあり方について、参加者の皆様とともに議論を深めていきます。
開催概要
日時: 2026年7月30日(木)19:00-21:00(開場:18:50)
場所: オンライン(Zoom配信)
登壇者:伊藤 恵(IDEAS FOR GOOD) / 富山 恵莉香(IDEAS FOR GOOD)
費用: 一般:2,000円(各種会員割引・学生割引あり)
【8/3 無料オンライン】AI時代の”未来の描き方”|Future Scenario Prototyping プログラム説明会
急速な技術革新や不確実性の高まる現代において、企業が中長期的な「未来像」や戦略を策定することの重要性はこれまで以上に増しています。しかし、中期計画を議論するためのまとまった時間が取れなかったり、生成AIの出力や外部レポートを眺めるだけでは自社にとっての具体的なアクションや優先順位が見えてこないといった課題に、多くの企業が直面しています。
このような課題に対し、AIに未来像を完全に委ねるのではなく、自社のメンバー同士の対話を通じてアイデアを磨くための”たたき台”としてAIを活用する共創型プログラム「Future Scenario Prototyping(フューチャー・シナリオ・プロトタイピング)」が開発されました。長年培われてきたシナリオプランニング手法に生成AIを融合させることで、従来は数ヶ月を要していたプロセスを大幅に圧縮し、3〜4時間で意思決定に活かせる具体的な成果物へと落とし込むことを可能にしました。
本無料説明会では、そのプログラムの概要や進め方について、AIを使ったシナリオ創出のデモを交えてご紹介します。「自分たちの手でありたい未来を共創する」プロセスを通じて、変化の激しい時代に自律的かつ迅速に意思決定を下すための新たな戦略アプローチについて探求します。
開催概要
日時: 2026年8月3日(月) 16:00-17:00
場所: オンライン
登壇者: 筧 大日朗 氏(アーティクル株式会社 代表取締役)
費用: 無料
【短編映画リペアカフェ・全国に上映拡大中】IDEAS FOR GOODオリジナルドキュメンタリーを鑑賞しませんか?
「修理したいのはモノだけじゃなかった」
お店では修理を受け付けてくれない壊れた家電や服、自転車など、あらゆるものを地域のボランティアが無料で直してくれる、オランダ発祥のリペアカフェ。実は彼らの役目は、モノを修理するだけではない。
離れ離れになった家族の「思い出」、疎遠になりつつある地域の「コミュニティ」、捨てることを前提に成り立つ消費社会の「システム」……
リペアカフェにはどのような人とモノが集うのか?壊れかけた「モノ以上のもの」を直す人々の物語がここにある。
企業、行政、教育機関、地域コミュニティ向けに『リペアカフェ』の自主上映プランをご用意しています。映画の上映会を通じて、リペアムーブメントを一緒に盛り上げませんか?
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